夫婦で働いて猫を養っています。・・・kizifugeru-si☆excite.co.jp 。


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古本

ブックオフの本当の怖さ
いまの仕事の前は古書店で1年ちょっとの間だけど働いていたから良くわかる。
価値のある本は本が好きな人詳しい人でないと価値はない。
ただ、ブックオフの狙うお客は・・客、厳密には、今まで古本屋の客にならなかった人。
古本屋というのは埃臭く、フツーの子どもや女性が気軽に入れるところではないイメージだ。
買い取りシステムだって、田舎にはそもそも本を買い取ってもらえるシステムそのものがなかったりする。
ブックオフは本を見ない。でも、お客さんは見る。ブックオフのお客は基本的に絶版本や入手困難な本、という理由でほしがったりしない。一般の方なのだ。
逆に、以前勤めていた古書店は濃い層が多い。漫画もおいているが儲けは度外視。原価そのままで売ったりする。主力は古書。一冊5000やら上は1冊で30万なんてのもあった。専門書、雑誌など、当時の定価より高いのは当たり前。市役所などにおいてある何々白書とかの古いものは値段も古くなればなるほど高くなる。儲けは多いのだ。
一度、ブックオフで気になった叩き売りの古書(稀にある)を何冊か買って、店の上司に持っていったことがある。つけられた値段は5冊で8000円だった。もちろん、一冊100円で買った本だ。

価値がわからないならそれでいい。マニュアルでわかりやすく買い取り査定ができるのがチェーンには必須だから。ただ、ブックオフにとって価値のない本を「捨てる」のは、少し悲しい。と、言うよりもったいないのだ。買えない本は捨てずに、どこかの古書店に回してもらえればチェーンの古本屋、古書店、お客さん。どこも+になるような気がする。現実的には不可能に近いだろうけど、なんとかならないものか・・・・・・。

アンティークという意味ではハードオフにも同じことが言えるかもしれないですね。
by kizifugeru-si | 2006-09-28 00:04 |